こんにちは、ビアナビの管理人『ビアっぷる』です。

今回はもうご存知の方も多いと思われますが、先月2021年1月31日で製造終了となりました広島県は呉市にある『呉ビール(海軍さんの麦酒)』さんから限定醸造の「BarleyWine(バーレーワイン)/2017」を樽で飲みましたので紹介したいと思います。気持ちは後に記載させてもらうが、本当にショック…💧。かれこれクラフトビールを飲ませて頂いて約10年…理由はどうであれ、廃業というのは非常に悲しい出来事ですが、最後にビアっぷるが最高に好む🍺を堪能させて頂きました。

『呉ビール(海軍さんの麦酒)』BarleyWine(バーレーワイン)/2017 詳細

ビール名：BarleyWine(バーレーワイン)/2017
ブルワリー名：呉ビール(海軍さんの麦酒)
ビアスタイル：バーレーワイン
アルコール度数：9.0％
IBU：54
URL：呉ビール(くれびーる)
facebook：呉ビール(海軍さんの麦酒舘)
※共に敢えてリンクはしておりませんのでご了承下さいませ

それでは「BarleyWine(バーレーワイン)/2017」のビール画像はコチラです。

「BarleyWine(バーレーワイン)/2017」飲み応えレビュー

見た目は、ややクリアーな赤ワインを思わせる赤褐色の鮮やかさ
香りは、呉さんらしいモルトの風味が独特で芳醇
飲み口は、ホップの苦味は程よくありながら持続性は感じれずスッと消える印象。そして求めてる甘さはややあり。また、これぞ呉さん！と思わせるモルトの独特なフレーバーと熟成香、更に優しいフルーティーさと後味の程よいモルトの甘さが相変わらず素晴らしい。ボディはミディアムでアルコール度数9.0％を感じさせない飲みやすさ。故に飲みすぎると危険なビールですが、飲み応えもありビアっぷるはやはり好みなビールでした✨

まさかの…2017ver.が！？

この「BarleyWine(バーレーワイン)/2017」ですが、ホップは以前からそうだが最後までわからずじまいだったな…。本来ならタンクで6ヶ月で樽内で6ヶ月の熟成を経てリリースされる呉さんのバーレーワインだが…今回驚いたのは2020ver.が出てきてると思いきや、よもやの2017ver.！？と思わず3度見しましたよ👀💦。更にビア仲間のfacebookやツイッターを見ていると、ビアバーさんによっては2018ver.が確認できた。という事は…2019と2020ver.がどこかに繋がってる可能性も！？…と、こうなると呉さんのバーレーワイン🍷マニアなビアっぷるは是非飲みたいなぁ～✨と思いながら飲んだ1杯。きっとイベント用に取っておいた貴重な樽だったと思われますが、販売免許期限の関係上出てきたという状況かな。何れにせよこんなレアな呉バーレーを最後に飲め、複雑な想いと感謝感謝な想いで堪能しました。。。

噂から始まり…

正直廃業に関して知ったのは1月18日の週に“噂”という形で知ったのだが、その時はもうボトルは完売という話でしたし、まさか日が過ぎるにつれ恐れていた事がこんな短期間で現実になるとは…急遽決まったの！？と思わざるを得ないという思いです。廃業理由としては、レストランが再度2020年12月31日に新型コロナの影響で休業、また2018年の広島豪雨災害での大ダメージもある中で、2020年の前半にもコロナ禍で自粛等が相次ぎ、更に追い打ちの大ダメージという事でしょうか。そして26年目という事で設備の故障で醸造作業を休止するトラブルもあったそう。呉さんは設備がしっかりしてるだけにメンテンス費用も高額でしょうし全てが色々と重なった事で…と、勝手ながら憶測ですが思ってます。

思い出の強いバーレーワイン

1995年に広島市の企業さんや個人さんの出資によりできた呉ビールさん。ビアっぷるは呉ビールさんと言えば、バーレーワイン🍷と呉吟醸が好みでしたが、しまのわビールとヴァイツェンもかなりファンが多いブルワリーさんです。以前にもお伝えしたと思いますが、また、クラフトビールを飲み始めて最初に好みと思ったバーレーワイン。当時は樽が繋がればパイントで3～4杯を毎週ビアバーへ通う度に飲んでましたし、今思えばホント贅沢に飲んでたな😅。もちろんその後も飲めるタイミングがあれば必ず飲んでおり、初段階に比べ深みが減ってる印象はあったのだがやはり独特なモルトの風味とグラス内に漂う芳醇なアロマは直ぐわかるほど個性的なのは変わらずでした。もう飲めないとなると本当に本当に寂しい限りだし、何か手がなかったのか？と思う事もしばしば。噂では『継承者を募集』という噂も出てる様ですが…何れにせよ良い方向に向かってくれると嬉しいですね。そして本当に長い間お疲れ様でした！と心からお伝えしたいと思うビアっぷるでした。

はい、という事で今回は、広島県は呉市にある『呉ビール(海軍さんの麦酒)』さんから限定醸造の「BarleyWine(バーレーワイン)/2017」をご紹介しました。もう飲める箇所は未知ですが、是非最後に皆さんも飲める機会があれば飲んでみてくださいね！　

ではでは、今回はここまで。

それではまた。