この「雑穀ヴァイツェン 小麦ライ麦増量ver.」ですが、ホップやモルトに種類まで不明でヴァイツェン酵母を使用。その他原材料記載は、大麦に小麦にライ麦(横田農場産)と雑穀を使用し醸造されたシリアルヴァイツェン。久しぶりの麦雑穀さんビールは、複雑でもまとまりの感じる穀物感たっぷりなヴァイツェンで麦雑穀さん“らしさ”を感じれたビールでした。先ず、手元に届いた瞬間のふくよかな穀物さのアロマにやられた。そして一口目でハッと目を見開きフレーバー・味わい共に瞬時に好み！と感じた程。飲み干す頃にはビアっぷるが毎度クラフトビールを飲ませて頂く際に求めている“1杯で完結するビール”という気持ちで大満足。原材料に国産の穀物も使用されてる中で、どことは言わないがビアっぷるが苦手な独特な穀物感は一切なし。それでいて各々の“穀物の個性”と思える特徴を感じつつ、弱めと思ったヴァイツェン酵母が後追いで“熟れたバナナ香”っぽく感じて余韻で残るアクセントがこれまた好み！と思えた瞬間。ビアっぷるが欲しい甘さが絶妙な塩梅でコクや深みも感じれるまとまり感はさすが特徴をしっかり持つ麦雑穀さんと思えた1杯。ただ、唯一気になった事が。感じ方は人それぞれだが、公式コメントの“スパイシーさ”の部分。穀物を主とするブルワーさんだけに舌が研ぎ澄まされた方なので感じたという事だろうか？。他のビールでもライ麦を使用した際にそう記載されてる事が多い印象だが、ことこのバッチに関してはスパイシーさを隠す程の穀物香。更にはヴァイツェン酵母特有のバナナ香(今回は熟れた感じ)が主張してくる故に、ビアっぷるの舌ではスパイシーさなんで微塵も感じれずピンとこず。まだまだ舌の鍛え方が足りないな。と思う反面好みだったのでそれはそれで問題なし。是非また機会がれば、原材料増量ver.で多々飲めるのを楽しみにしているビアっぷるでした。